相対湿度とは
相対湿度(%)とは、空気中の水蒸気量(g)÷飽和水蒸気量(g)。「飽和水蒸気量」は気温によって変わり、温度が高くなるにしたがって数値は上がります。したがって、同じ「空気中の水蒸気量」であれば気温が高くなれば相対湿度は低くなり、また気温が低くなれば相対湿度が高くなります。一般的に「湿度」とは、この相対湿度を示します。空気中の水蒸気量は「容積絶対湿度」と言います。
例として、気温25℃、容積絶対湿度14g/㎥の部屋の相対湿度は
14g÷23.1g(25℃の飽和水蒸気量)=約60%
またこの空気を気温15℃まで冷却すると
14g÷12.8g(15℃の飽和水蒸気量)=約109%
100%(露点温度)を超えているので9%分水として放出される。
これを「結露」といいます。
一般的に気温が高く不快に感じる空間を「湿気がある」と言いますが、実は気温が低い空間の方が相対湿度が高い場合があります。種苗等を保管する場合保管庫の気温を低く保ちたいので、除湿を行わないと相対湿度が非常に高くなる可能性があります。また、カビの発生には気温と相対湿度に密接な関係があります。
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